白老駅北側商業ゾーンのホテル建設断念_その背景と町民の反応【白老町】


画像出典/白老駅北観光商業ゾーン基本計画より・白老町ホームページ

アイヌ文化復興拠点「ウポポイ(民族強制象徴空間)」の開業を2020年4月に控え、JR白老駅北側の商業ゾーンに進出予定だったホテルの建設計画が中止となり、地元では戸惑いの声が広がっています。

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白老駅北観光商業ゾーン3区画の開発計画が白紙に

「ウポポイ」開業に合わせたホテル建設計画

白老町では、「ウポポイ」の開業をにらみ、白老駅北側商業ゾーン1.5haのうち3区画0.5haを民間活力導入区域として、飲食・物販、宿泊施設整備などを担う事業者を募集していましたが、これに応募があったのは、今回計画が中止となったホテル建設1件のみでした。

2019年5月、札幌の建築・不動産投資会社のパーフェクトパートナー(末岡由紀社長)が発表した事業概要では、白老町若草町1丁目の敷地1,760平方メートルに木造2階建て、延べ床面積約1,000平方メートルの規模で、「アイヌアートミュージアム」などを併設した客室20室のホテルを総事業費約2億5000万円かけて整備するとしていました。

事業者が計画を断念した理由

しかし、2019年9月20日、同社が白老町に対し事業計画の撤回を申し入れたことで、白老駅北側商業ゾーン1.5haの開発は、全て白紙状態となってしまいました。

同社は建設断念の理由について苫小牧民報の取材に対し「当社のホテル事業全体を縮小することになったため」と説明。

また、9月27日付け北海道新聞電子版では、取材に対し同社の末岡由紀社長が、「金融機関に事業費の融資を打診したが、ホテル建設への賛同が得られず、(事業費2億円の)資金調達が困難と判断した」と説明していると報道されました。

事業者が応募を敬遠する背景

2019年9月28日付け北海道新聞(苫小牧・日高版)では、事業者が応募を敬遠する背景として、整備費の負担が大きいことや、ウポポイ施設内の商業施設の概要がいまだ明らかになっていないなど、経営に不安定な要素が多いからではないかと指摘しています。

2020年4月にオープンが予定されているアイヌ文化復興拠点「ウポポイ(民族強制象徴空間)」 画像出典/白老町ホームページ

焦る町役場と冷静に分析する町民

白老町役場は対応を検討

2019年9月28日付け北海道新聞(苫小牧・日高版)によると、白老町では、今後について、「企業の要望を聞き取り募集要件を改善したい」と対応を検討するとともに、苫小牧民放の記事では、町の担当者は「(建設計画は)現在も協議中で、今後についてコメントする段階にない」としています。

白老町民の反応

一方で、地元の白老町民の反応はどのようなものなのでしょうか。


地元からは、「残念だ」という反応よりも、「そもそも見込みが甘いのでは?」、「ホテル建設に見合う集客は望めないのでは?」、「ホテル造ってもすぐ潰れる」といった正直な感想が寄せられています(ツイッターより)。

白老町としても、「ウポポイ」の開業を観光振興・経済振興の重要な契機として活用しようと、期待値が高まっているものと思われますが、実態以上の期待感が勇み足に繋がっていないでしょうか。

ツイッター上に意見を寄せている地元町民らの方が、冷静に事態を見ているようです。


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