道東(北海道東部のこと)の旅は、道央や道南地方に住む道民にとっても憧れの対象です。その雄大さは札幌市周辺では味わえません。
東京から来られる方は、新千歳空港に降り立つと「さすが北海道!広々としている」と言いますが、道東のそれは規模が違うのです。
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硫黄山で地球の鼓動を聞く
そんな道東の観光名所「摩周湖」にほど近い川湯温泉から約3キロに位置する「アトサヌプリ」通称「硫黄山」は、屈斜路カルデラの中に存在する活火山。
1000~1500年前で少なくとも5回の噴火があり最新の噴火は 300~400年前といわれています。
現在でも硫黄の噴煙がゴウゴウと吹き出し、雄大な自然の中で体験すると、それはまるで地球の鼓動であるかのように思えます。
観光にお勧めの季節は、エゾイソツツジが咲く6月中旬から下旬、そして秋の紅葉シーズンです。
I’m at 硫黄山 in 弟子屈町, 北海道 https://t.co/pdybjDkM9J pic.twitter.com/1VhutHqusu
— ティンプ (@8kumo777) 2018年7月28日
北海道は弟子屈町の硫黄山を視察。 pic.twitter.com/xW401tDMwO
— 田中どぼん俊光 (@dobon_tanaka) 2018年7月27日
かつては硫黄の大規模な採掘場所だった
もともと、ここの硫黄は、アイヌの人たちが“焚き付け”として使用していたことから、それを知った和人が明治初期から採掘が始められました。
硫黄は火薬の原料となるほか、脱水剤や乾燥剤今でも多くの化学製品の原料として利用されます。
火山の多い日本では、火口付近の露天掘りが古くからおこなわれており、明治期には純度の高い国産硫黄を原料としたマッチが大量に輸出されていたそうです。
かつて全道一の埋蔵量を誇っていた硫黄山でも明治20年に標茶町まで北海道で2番目となる鉄道が引かれ大量輸送されていましたが、硫黄資源はたちまち枯渇してしまい、明治29年には早くも採鉱を休止、鉄道も幻のように消えてしまったとのことです。
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すぐ近くの川湯温泉とセットで
近くの川湯温泉は、「源泉100%かけ流し宣言」をしている温泉街。釘が解けるほど酸性が強いといわれており、入る際には腕時計は外した方が良いそう。
川湯温泉「お宿 欣喜湯」で酸性泉を満喫! https://t.co/Er7eqxnoE6 pic.twitter.com/fgXDiMK6AP
— All Ab🔴ut(オールアバウト)|生活の知恵を毎日配信! (@allabout_news) 2018年4月23日
川湯温泉駅前の飲食店では、北海道のオーガニックな食材を楽しむことが出来る飲食店が多く女性に大人気のスポット。
川湯エコミュージアムセンターは、川湯温泉街の奥の森の中にあり、周辺の動植物や自然、観光情報などが入手できる観光拠点。周辺には散策路もあり、自然散策をのんびり楽しめます。
【参考】
弟子屈ナビ
■アサトヌプリ(硫黄山)
住所 北海道川上郡弟子屈町アトサヌプリ原野61線
アクセスマップ・地図
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