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北海道にダンゴムシはいる?いない?ワラジムシとは競合?実は生息域を広げている

2023年6月7日の北海道新聞「親と子サンデー」のコーナーに、北海道におけるダンゴムシの生息域拡大の話題が掲載されていました。この記事を足掛かりに、北海道におけるダンゴムシ事情を調べてみました。(2023.06.10記載)

北海道で北上を続けるダンゴムシ

道内の研究家によると、かつて道内でダンゴムシが見られたのは、道央や道南の「一部」だったといいます。

研究家による2003年の調査では、ダンゴムシの生息北限は、札幌市のあたりとされていました。

しかし、2022年、東海大札幌キャンパスの学生らによる調査によると、留萌市や旭川市などでも分布が確認されています。

この分布拡大について有識者は、工事に使う土砂や木材に付いて移動したとみられていますが、もともと生息していない南の沖縄県でも見つかっていることから、単に気温の上昇のせいとは、今の段階では断言できないのでは、と見ています。

そもそも日本には生息していなかったダンゴムシ

もともと北海道には生息していなかったとされるダンゴムシは、筆者が住む札幌市では、近年普通に見ることができます。筆者が子供の頃過ごした芦別市、岩内町には、当時ダンゴムシを見かけることはありませんでした。

てっきり、本州に生息していたダンゴムシが生息域を広げている現象かとおもっていたら、ダンゴムシは、そもそも明治以降に国内移入されたとされる外来種なんだそうです。

ダンゴムシ先生とも呼ばれる佐藤ちひろさんのブログによると、ダンゴムシは、明治以降、外国船で運ばれた植物や建築資材などとともに日本じ上陸したのだとか。

明治初期に伊豆半島に生息していたことが確認されているとのこと。

ワラジムシ君危うし?

ワラジムシは、生きている植物はほとんど食べませんが、ダンゴムシは枯葉のほかにも、野菜の花や苗なども食べるそうです。

ワラジムシとは完全に競合しているとはいえないようですが、どのような影響が生じるのか、心配されますね。

しかし、地味な生き物だけに、まだあまり研究が進んでいないようであります。

北海道新聞の記事で取材を受けたダンゴムシ先生こと「佐藤ちひろさん」は、インターネット専用フォームでダンゴムシの目撃情報を集めています。

リンク:ダンゴムシマップに関するアンケートフォーム「みんなで作ろう!ダンゴムシマップ!!」

2023年6月8日現在のダンゴムシマップ

【参照】ダンゴムシの話③ダンゴムシはどこから来たのか、どこへ行くのか。(ちひろ先生の理科実験室)

本物の「ダンゴムシ」だけではない、Youtuberの「だんごむし」さんも北海道に定住

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【北海道移住】移住ユーチューバー「だんごむし」さんの動画が人気/2019/11/15

2019年2月、単身・無職の状態で、愛知県から北海道札幌市に移住した“北海道ユーチューバー”「だんごむし」さんという方がいらっしゃいます。ツイッターなどでも北海道愛を存分にアピールしている姿に、道産子たちも嬉しそうに反応にしていますよ。

勝手な推測ですが、「ダンゴムシ」のように、じわじわと北海道に馴染む姿が、命名の背景にあるのかもしれません。

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