
画像出典/ツイッターアカウント「ヒロ福地」より
ヒロ福地さんの「北海道放言シリーズ」まとめ第4弾です。北海道特有の風習や方言、言い回しなどをヒロ福地さん自身が描いたイラストとともにツイートされています。
ふだん、ツイッターをお使いになっていない方、検索するのが面倒な方、ぜひご覧ください。
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ド貧民
北海道放言 <ド貧民> 名詞
カードゲーム(トランプ遊び)の一つ。
一般的には「大富豪」。
「大貧民」と呼ぶ人もいた。
ローカルルールが多すぎて、故郷が違う人とやり始めると揉め事になりやすい。
たしか「革命!」とか言ったな。
ゴージャスか。#北海道放言#方言#ド貧民#大富豪#大貧民 pic.twitter.com/cVGpGORvh1— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 16, 2020
うん、うん、聞いたことある。
かけ石
北海道放言 <かけ石> 名詞
小さいときに舗装道路に絵を描くのに使った石のこと。
主に軽石(かるいし)だった。
建材屋さんの要らなくなった壁材は描きやすかった。
北海道の方言調べていたら出てきた。
かけ石って方言なんだ・・・・
道路は無限のキャンパス。#北海道放言#方言#かけ石#軽石 pic.twitter.com/azIJjezdsI— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 17, 2020
「書ける」から「かけ石」?たしかに、書ける石を探した記憶が・・・
汽車通
北海道放言 <汽車通> 名詞
汽車で学校に通うこと。
ちなみに調べてみた。
私が大学に通っていた時、
1985年当時は多分この汽車。その後老朽化で車両入れ替えが進み、
2015年に運転終了。そっか・・もう乗れないんだ。#北海道放言#方言#汽車#711系 pic.twitter.com/OONIX7f5Yw
— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 17, 2020
ほんと「電車」って呼ぶようになったの最近。というか意識して直した。地方に行くと、まだディーゼルカーが主流でしょ?
びっこたっこ
北海道放言 <びっこたっこ> 名詞
靴など2つセットのものが揃っていない様。
「びっこ」は侮蔑用語だが北海道の方言らしい可愛らしさもある。
類義語に「かたちんば」もあるが、ちんばも侮蔑用語。キカイダーは昭和のヒーロー。
左右非対称。#北海道放言#方言#びっこたっこ#キカイダー pic.twitter.com/B9Swanzlh9— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 18, 2020
「今日は、靴下がびっこたっこだ」のように使いました。「かたびっこ」という言い方もしました。
たんぐつ
北海道放言 <たんぐつ> 名詞
長靴に対してゴム製の短い靴を言う説もあるが、私は長靴以外全般を「短靴(たんぐつ)」と言う。
北海道は冬も長く、道路状況も良くない中、短い靴を履ける環境がそれほど多くなかったからか、長靴ありきの名称だ。#北海道放言#方言#たんぐつ pic.twitter.com/MwaQHbt9cE
— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 18, 2020
そーですね。1年の三分の一くらいの期間は、長靴でしたからね。舗装されていない道路は、雨上がりはドロドロでした。
弥の明後日
北海道放言 <弥の明後日> 名詞
<やのあさって>と読む。
全国で使われるが、該当する日が地域によって違う。
今日→明日→あさって→
この次の日が「しあさって」の地域と「やのあさって」の地域がある。
「やなあさって」とも。
「弥」とは「さらに」の意。#北海道放言#方言#やのあさって pic.twitter.com/vtgaHtBQel— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 19, 2020
「しあさって」=「やのあさって」だったんですね。てっきり「しあさって」より1日前が「やのあさって」だと思い込んでました。今は、使いませんね。「〇日前」っていう言い方にすれば誰にでも通じるわけですし。
耳かけ
北海道放言 <耳かけ> 名詞
耳が冷えないように頭に巻くニット製の輪っか。
「耳あて」が標準語。
今はイヤーウォーマーだとさ。
変身しそうだな。
のちヘッドホン型に変わる。(アクセルミミ)70年代は冬衣料に幾何学模様のノルディック柄が流行。#北海道放言#方言#耳かけ#前髪困る pic.twitter.com/S6vTNx3gGB
— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 19, 2020
ヘッドフォン型の「耳かけ」は、ずいぶん流行りました。帽子被れば良いのにね。髪型崩れるのを嫌う年ごろの人たちから流行が始まったのかな。
三方六
北海道放言 <三方六> 名詞
開拓時代の「薪」の基準。
3辺を6寸(約18㎝)に合わせて切ったことから
「三方六」と言った。なお薪は燃やすもので食べられない。
食べてもメープルや抹茶の味もしない。#北海道放言#方言#三方六 pic.twitter.com/tfdbmYglSB— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 19, 2020
商品名ですね。
めっこり
北海道放言 <めっこり> 副詞
とても、すごく などの意味。
「がっつり」とも似ているが微妙な使い分けがある場合も。
そこに「ネイティブ」と「エセ」の差が出る。それにしても
「ちっこい」「そったらべっこ」「げれっぱ」
と、ちっちゃい「っ」が好き。#北海道放言#方言#めっこり pic.twitter.com/hINJdxruQb— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 20, 2020
ネガティブな状態のときに使う例が多かったような・・・。「車のボンネットがめっこり凹んだ」とか。
かます
北海道放言 <かます> 動詞
「かきまわす」「かき混ぜる」の意。
「かまかす」ともいう。沈殿しやすい飲み物などは「よくかま(か)して飲みなさい」なんてかぁちゃんにしょっちゅう言われたな。
知らなければ、予測つかない言葉の一つ。#北海道放言#方言#かます#かきまぜる#マドモアゼル pic.twitter.com/FjjbyEC4VG
— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 20, 2020
今でも普通に使いますね。「かます」「かまかす」。
めっぱ
北海道放言 <めっぱ> 名詞
今更だけど・・「ものもらい」のこと。
昔よくできたのって汚い手で触ったから?
まあ年中泥だらけになって外で遊んで、適当に手を洗ってズボンの横で拭いてりゃぁ、めっぱになるわ。
欲しけりゃやるよ、ジャイアン。#北海道放言#方言#めっぱ#麦粒腫#ものもらい pic.twitter.com/SXz34801bT— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 21, 2020
「ものもらい」という標準語を知ったときには、なぜか安心しました。
ルイベ
北海道放言 <ルイベ> 名詞
ル=溶ける イベ=食べ物 というアイヌ語源料理。
凍らせたシャケなどを半解凍で食す食べ物。
シャケの寄生虫は冷凍することで死滅するので理にかなっている。どちらかというと「料理名」というより「状態」として認識していたな。#北海道放言#方言#ルイベ pic.twitter.com/FOswncCxY3
— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 22, 2020
「イカゴロるいべ」だ大好きです。イカの輪切りの中にイカの内臓を詰めて凍らせたやつ。居酒屋メニューでよく見かけます。日本酒に合うんです。
へこきむし
北海道放言 <へこきむし> 名詞
カメムシのこと。
この虫はしょっちゅう家の中に入り込む。
悪臭を放つので取る際には細心の注意が必要。
ちなみに1〜2ミリの隙間があれば侵入できるので、
網戸と窓の間から簡単に入ってくる。
へっぴり虫ともいう。#北海道放言#方言#カメムシ#クサい pic.twitter.com/Hjj8ObjLt8— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 22, 2020
カメムシのことを愛嬌込めて「へこきむし」。
ぶた汁
北海道放言 <豚汁> 名詞
これなんと読む?
実は「ぶた汁」と読むのが北海道流。
(一部他県でもぶた汁が主流のところもある)
テレビで「とん汁」と読まれると抵抗がある。
道内で「とん汁」と言う奴は「いいふりこき」だなって思う。#北海道#北海道放言#方言#ぶた汁#いいふりこき pic.twitter.com/9KBoubzbw0— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 23, 2020
テレビで「とん汁」って言うもんだから、意識して「とん汁」って言ってた時期もあったけど、最近は馴染みある「ぶた汁」に戻しました。でも、お祭りの露店なんかでは「とん汁」率が高いんですよね。道産子は「ぶた汁」でしょ。
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