
画像出典/ツイッターアカウント「ヒロ福地」
ヒロ福地さんの「北海道放言シリーズ」まとめ第3弾です。北海道特有の風習や方言、言い回しなどをヒロ福地さん自身が描いたイラストとともにツイートされています。
ふだん、ツイッターをお使いになっていない方、検索するのが面倒な方、ぜひご覧ください。
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北海道の方言や風習をイラストとともに
がおる
北海道放言 <がおる> 動詞
元気がなくなる。やつれること。
クマができるベアー。
学生の時は「がおる」事って風邪以外では無かった。
社会人になった途端に疲労でがおりだす。
部活とかで絶対に高校時代の方が疲れてたのに。
なんでだ?
仕事したくないからか。#北海道放言#方言#がおる pic.twitter.com/mYNCMB6hEG— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 11, 2020
確かに言いますね~「がおる」。標準語では「やつれる」っていうんですね。言われてはじめて気づきます。
おがる
北海道放言 <おがる> 動詞
「育つ」「成長する」の意。
私は植物が元気に育つことと、
人の背が伸びることで使用する。
育つと言っても体重が増える、太ることでは使わない。
地方によって違うのかも。「おがる」と「がおる」で大違い。#北海道放言#方言#おがる pic.twitter.com/pduzJY9ALk
— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 11, 2020
筆者が子供のころは、割とお年寄りが使っていたように思います。若い人はあまり使わない言葉でした。
がっつり
北海道放言 <がっつり> 副詞
「たくさん」「たっぷり」「すごく」などの意。
なんと平成の世では全国区の言葉になったらしい。
辞書にも掲載されているが元は北海道の方言。
がっつり、がっつし、がっぱりなど言い換え可。#北海道放言#方言#がっつり#がっつし#がっぱり pic.twitter.com/iaFzy6Oee0— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 12, 2020
全国区昇格おめでとうございます~。
バーバリ
北海道放言 <バーバリ> 名詞
バーバリとは「外套、コート」のこと。
もちろんイギリスのブランド “BURBERRY” が由来。
そのほぼ全てが本物のバーバリーではない。
しかし偽物ということではなく、
コート=バーバリなのだ。
ちなみにバーバリーではなくバーバリ。#北海道放言#方言#バーバリ pic.twitter.com/GTQ5i082cD— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 13, 2020
うちの母親は冬になると衣装ケースから「バーバリ」を出してきていました。30年くらい着たのではないかと思いますが、ブランドもののバーバーリだったのか、確認したことはありませんが、確かに「バーバリ」と言っていましたよ。
こわい
北海道放言 <こわい> 形容詞
「怖い」「恐い」ではなく「こわい」。
「疲れてきつい」、「しんどい」ことの意。そうだね J。
今日は年に1、2度の勤務の日だもんね。
たまに働くとこわいよな。#北海道放言#方言#こわい#今日は何の日 pic.twitter.com/CmgOxwKtNa— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 13, 2020
これは、北海道弁での有名な言葉ですね。でも自分では使ったことない。「しんどい」はよく使うけど。方言を使わなくなったのはラジオやテレビなどのメディアの発達の影響でしょうねえ。
とんしゃ
北海道放言 <とんしゃ> 名詞
使用したのは高校時代のみ。
ガラの悪い高校生特有の隠語だと思う。
言われもさっぱりわからない。
高校生の分際でノリもしないタクシーのことをこう呼んだ。
当時は大中小型があって料金違ったなぁ。#北海道放言#方言#とんしゃ pic.twitter.com/6CmTM7VOfj— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 14, 2020
筆者が大学生のころは、皆がこの言葉を使っていました。語源が分かりませんね。タクシーの頭文字「T」と「車」の組み合わせなのでしょうか。謎です。
汽車
北海道放言 <汽車> 名詞
北海道で走る鉄道は「汽車」。
石炭で走るSLも、ディーゼルで走る機関車も、なんもかも線路の上を走るのは全部「汽車」。
昭和でも東京でうかつに「汽車」と言うと
「おまえ、何時代の生まれだ?」と笑われた。
最も屈辱感を感じる言葉の一つ。#北海道放言#方言#汽車 pic.twitter.com/VRHIuPVJPF— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 14, 2020
平成に入って意識的に「電車」を使うようにした記憶があります。というのも、札幌圏以外ではディーゼルカーが主流ですから、「汽車」の方がしっくりくるのです。
倶知安出身のロックバンド「ビーモダーン」(後のスパークスゴーゴー)のヒット曲で「次の汽車に乗って」というのがありました。
そったらべっちょ
北海道放言 <そったらべっちょ> 連帯詞+副詞
日本語の域を超えた方言。
「そったら」はthat,「こったら」はthis。
「べっこ」「 べっちょ」はbit。
ちっこいはsmall。
そして「がさい」「がっさい」は・・・F*ck !#北海道放言#方言#そったらべっちょ#こったらべっこ#ちっこい#がさい pic.twitter.com/PJcZDrlE4b— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 15, 2020
程度が軽いことで影響を軽視するときに「そんなこと」と表現しますが、きっと「そんな=そったら」「こと=べっちょ」なんだと思います。
かんかい
北海道放言 <かんかい> 名詞
魚の一種。
別名「氷下魚(コマイ)」。
とにかく硬い。
食べやすく割くのはパパの仕事。
マヨネーズに混ぜるのは一味の家と七味の家がある。俺は一夜干しの方が好き。
我が家は一味唐辛子派。#北海道放言#方言#かんかい#氷下魚#コマイ pic.twitter.com/2fxOJixo5r— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 15, 2020
「かんかい」と「コマイ」は同じだったんですね(苦笑)。「かんかい」は一夜干しじゃなくて、完全な干物(変な表現だなあ)を父親が酒のアテにしてました。
角食
北海道放言 <角食> 名詞
食パンのこと。
食パンも言うけど、角食のどこが方言?!と思う方は多いはず。
「食パン」ってパンの総称みたい。
それだったら
四角いパンだから角食・・・
ん?だったら「角パン」だよな・・・。角食じゃキャラメルも豆腐も角食か。#北海道放言#方言#角食#食パン pic.twitter.com/4o0fKZoIgV
— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 16, 2020
なんと!これも全国共通かと思ってました。他の地域に行って使ったら“通じない”という体験しないと、気づかないものです。
ヒロ福地さんは、まだまだツイートしていますので、これ以降も、近いうちにまとめさせていただきますー。
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