北海道には自生していないと言われる「竹」ですが、本州から持ち込まれた竹が自生し「竹林」となっている場所があります。(2022.08.09 記)
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日本文化に根付いている「竹」は、北海道には無い?
【北海道あるある】
道外で竹林を見てテンションが上がる。 pic.twitter.com/mTOOKWH8Cm— 北海道メディア (@HokkaidoMedia) November 23, 2020
家庭菜園の支柱とか、庭の生垣とか、料理に使うヘラやら、竹は、日本の生活に幅広く根付いています。
民法の勉強でも、隣地の竹が根を伸ばし我が家に生えてきた、さあどうする?なんて設問があったりしましたね。
でも、北海道の山では竹は全然見かけません。それもそのはず、もともと北海道には竹は自生していないんです。
しかし、本州から持ち込まれた竹が、北海道の寒さの中で育っている場所があります。
道南の松前町の「孟宗竹林」は、大規模な竹林としては北限
北限の竹林
松前町にある2箇所を探索しました。
一度はこの目で見てみたかった竹林
京都行かなくてもいいかも(ノ∀`)#北海道 #松前町 #竹林 #孟宗竹林 #北限の竹林 #風景 #北海道の旅 pic.twitter.com/eJJv9hazzu— くまきち (@superkumagoro) July 27, 2022
道南の松前町の「孟宗竹林」は、観光名所にもなっており、竹が珍しい道民にとっては、竹林を見るだけで「おお!まるで京都だ」と喜んじゃったりするわけです。
大規模な竹林としては、松前町の「孟宗竹林」が北限。この竹林は、江戸時代に、松前藩の重臣新井田氏が佐渡から持ち帰り移植したものといわれています。
マップで松前町の位置を確認してみましょう。
松前町は北海道の最南端なんですねー。温暖な松前町だからこその竹林なんですね。あなたのドライブコースの1つに組み入れてみてはいかがでしょうか。
■孟宗竹林
所在地 北海道松前郡松前町愛宕8
アクセスマップ・地図
ちょっとだけなら札幌にもある「竹」
そのほか、伊達市開拓記念館の庭園や、円山動物園内や北大植物園内でも小規模ではありますが、竹は冬を越して育っています。人工的に管理されていますが、北海道における竹林の北限は「札幌市」といえるかもしれません。
しかし、どこかでこっそり育っている竹がまだあるかも?探し出したら、それはとても貴重な情報となりそうですよ。
そして、地球温暖化の影響か、近年暖かくなってきている北海道。じわじわと竹が北上してくるかもしれませんね。
●円山動物園内の竹
リンク:北海道の竹(ブログ「北の暮らし ~札幌・宮の森から~」より)
●北大植物園の竹
リンク:竹林景観ネットワーク第24回研究集会が終了しました(ブログ「竹林景観ネットワーク」より)
●伊達市開拓記念館の竹
リンク:伊達市の見事な竹林に行ってきました(ブログ「元気とpowerをチャージ!by足の休憩室」より
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