スーパーなどには鮮魚として出回ることのない「オオナゴ」という魚の“かば焼き丼”が稚内空港のレストランで提供されており、激ウマの名物となっています。
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知る人ぞ知るオオナゴの美味しさ
体長20センチほど、サンマのような細長い魚「オオナゴ」をご存知でしょうか。ほとんどは飼料用として出荷される「オオナゴ」は、実は、人間が食べても超ウマイらしく、北海道の稚内市では蒲焼に加工され稚内空港のレストランで提供されています。
オオナゴの蒲焼き。オオナゴとは北海道(宗谷?)でキビナゴのことを指すそう。キビナゴは佃煮にされたものを食べることが多かったので、新鮮でした。 pic.twitter.com/26IkRxOjtV
— Shnr Tmok (@Capitellico) June 7, 2019
上記は、稚内空港で「オオナゴのかば焼き丼」を食べた人のツイート。日付けは、7月1日。夏が旬なのでしょうか。
余市蒸留所に行ったら、一度正門を出て、角を曲がってすぐの「かきざき商店」さんで美味しい海の幸を買うのがイイ。
ボクは氷下魚とオオナゴの干物と、東しゃこたん漁協のツブ貝塩辛を買った。
また食べたいw #マッサン pic.twitter.com/MVlEasZ3Vy— ナオサン@妖怪タングステン研ぎ (@naoshim) December 30, 2015
上記は、「オオナゴ」の干物を余市町の有名店「かきざき商店」で購入したというツイートです。
オオナゴってどんな魚?
北海道で「オオナゴ」と呼ばれるこの魚は、東北では「メロウド」、西日本では「フルセ」、「「カマスゴ」、「カナギ」などと呼ばれています。
イワシなどと並んで食物連鎖の底辺を支える重要な魚種ですが、近年漁獲量は激減しています。
兵庫県では、昔から幼魚をつくだ煮に加工されているほか、瀬戸内地方でも幼魚を「釜揚げ新子」として販売されています。
しかし、鮮度が落ちやすいため鮮魚がスーパーなどに流通することはほとんど無いようです。
成魚は主に飼料用として使われている
鮮魚の多くは、ハマチなどのエサとして出荷されており、水族館でのアザラシやペンギンなどへのエサやりシーンでも多く登場します。
オオナゴをペロリ
2017/06/24 #伊勢シーパラダイス #ツメナシカワウソ #clawlessotter #otter pic.twitter.com/fHCEtWUEIe
— goliath (@goliath_otter) June 25, 2017
釣り人にはおなじみの魚
そんな「オオナゴ」ですが、実は非常に美味しいのだとか。釣り人たちにはおなじみの様子です。
オオナゴの塩炒り、めたくそ旨い。特に内臓のある前半分が絶品。酒がどんどん蒸発してゆく…。 pic.twitter.com/5fkr7ktZww
— 稲本雄太 (@InamotoYuta) February 13, 2019
大量でしたね!ホッケは群に当たると釣れ過ぎてしまうほど釣れてしまうので、活性が高いときは大物狙いでジグを使ったり付け餌をオオナゴに変えたりしています。
— 抹茶 (@otyappamattya) March 26, 2020
オオナゴ料理を出している居酒屋がある!
一部の居酒屋などでは、料理として提供されているようですね。やはり知る人ぞ知る美味しい魚なのですね。下記のツイートは埼玉県大宮市にある居酒屋。南蛮漬けにして提供されたのは、北海道直送のオオナゴ。
さて 今日のTwitter見たは
真鯛、マトウ鯛の刺身100円引き
オオナゴ南蛮漬け100円引きリツイートで20:00迄 何倍飲んでも全品100円引き
画像がオオナゴ南蛮漬け
北海道から直送の美味しい魚ですw pic.twitter.com/FBwoPevlNW— 昭和酒場コタツ (@kotatsu200911) February 26, 2020
稚内市「オオナゴブームを呼び起こしたい」
かつて「オオナゴ」の水揚げ高日本一を誇った稚内市では、まちの名物にしようと、オオナゴ料理の開発をするなど盛り上がったこともありましたが、漁獲量の減少とともに機運はしぼんでいったといいます。
オオナゴの蒲焼き。オオナゴとは北海道(宗谷?)でキビナゴのことを指すそう。キビナゴは佃煮にされたものを食べることが多かったので、新鮮でした。 pic.twitter.com/26IkRxOjtV
— Shnr Tmok (@Capitellico) June 7, 2019
それでも、稚内空港で提供されている「オオナゴのかば焼き丼」は、多い日で100食も売れる看板メニュー。
オオナゴの蒲焼丼 pic.twitter.com/tVIK2SzJqH
— ponic@越冬準備 (@pppponic) August 22, 2017
たびたびSNSにも登場し、大好評のようです。
2020年11月21日の北海道新聞(留萌・宗谷版)では、オオナゴを加工し稚内空港のレストランに卸している「石崎食品販売」の石崎社長が「オオナゴブームを呼び起こしたい」とコメントしています。
釣り人以外には、なかなか口にすることができない「オオナゴ」ですが、ぜひ多くの人に注目していただき、稚内の、北海道の、人気の味覚のひとつに加えられるようになるといいですね。
【関連リンク】※当サイト外
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