日本最北端の空港は、どこかご存知でしょうか。稚内空港かと思いきや、実は礼文島の「礼文空港」の方が微妙に北側に位置しているのです。
<Googleマップより稚内空港>
「利尻島」より北側に位置するのが「礼文島」です。
<Googleマップより礼文空港>
“飛行機が来ない”日本最北端の空港「礼文空港」が、この礼文島にあります。
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1978年開設「礼文空港」と「稚内空港」を結ぶ定期便が運航されていた
日本最北端の空港である「礼文空港」ですが、礼文島は悪天候で船が運休すると本土から孤立してしまうことから、住民の強い要望もあり、1978年(昭和53年)に開港され、稚内空港線が開設されました。
<「エアー北海道」による定期便が運航されていたときの様子>
搭乗率低迷により2003年稚内空港線が廃止
しかし、25年間で平均搭乗率が20%と利用は低迷し、自治体の支援を受けたとしても存続が困難な状況に追い込まれました。
そして、2003年(平成15年)3月31日の運行をもって稚内空港線は廃止となったのです。
その後、緊急輸送やプライベート機の発着はわずかにあるようですが、国土交通省では、「共用休止」という位置づけになっているようです。
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国土交通省のサイトによると、滑走路は長さ800mで幅が25m、エプロン(バース数)は小型機用2、駐車場は26台となっており、アクセスは香深港までタクシーで30分とされています。
<Twitterより>
空港はあるけど、飛行機が飛んでいない礼文空港です。 pic.twitter.com/gJvHKVwOWI
— びゅんびゅん丸 (@gakuenainosato) 2018年6月29日
ひっそりと静まり返る空港ターミナル
礼文空港ターミナルは休港中のため中には入れないようです。もちろん売店等もなくヒッソリとしているようです。
宗谷バスのバス停「空港下」からは徒歩10分ほどでアクセスできるそうです。
礼文空港に近い船泊地区の道路案内版には、今でも「礼文空港」が表示されています。
いずれ正式に廃止となる運命か
今のところ、法律上は「休港」という扱いですが、再開の見通しは無く、廃止が検討されているようです。
そんな礼文空港をリポートしていた動画がいくつかありましたので、最後にそれをご覧いただきましょう。
<youtubeより>
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