自然に湧き出ている炭酸水「ドラゴンウォーター」なるものが、北海道の後志地方の島牧村にあります。
“奇跡の水”ともいわれる天然炭酸水の「ドラゴンウォーター」とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
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マニアック資源の宝庫「島牧村」
島牧村といえば、海なのに「アメマス」が釣れる、いわゆる「海あめ」が有名で、「あめますダービー」なるイベントが開かれていたりします。
amemasuderbyinshimamaki.jimdo.com
その一方で、内陸側には、うっそうとした森林が続き、秘境中の秘境「宮内温泉」などは携帯電話の電波も届かない一軒宿として有名です。
日本の滝100選にも選ばれている「賀老の滝」という名所もあり、荘厳な自然を前にして、訪れた人は人生観まで変わってしまうかもしれません。
そんな、秘境の宝庫「島牧村」には、全国からファンが訪れる超マニアックな資源があります。
それが「ドラゴンウォーター」です。
川の水量の少ない夏場がおすすめ
名所「賀老の滝」行くルートの手前に「ドラゴンウォーター」が湧き出ている場所があります。
<youtube動画>
島牧村の公式サイトでは、「川の水量が少ない季節が見頃(7月中旬~10月下旬)」と案内されています。
水かさが多い時期には、川の水に埋まってしまい、採取できないのです。岩の割れ目からフツフツと湧き出るドラゴンウォーターは極めて少量で、川の水をかぶってしまってはひとたまりもありません。
下記リンク先のブログでは、地図や案内看板、行程の風景などの写真があり、現地の雰囲気が分かりやすいです。
それにしても、沢の岩場は、足元が滑るので、お子様にはお勧めできません。
本当に激流になっていて、写真を撮るのも一苦労。
「とりあえず戻るか…」
と、引き返そうとした瞬間、体勢を支えるために握っていた木の枝が折れた!そして、私は腰ぐらいまでに増量した水流に落ちてしまった…
私は、川底に足を踏ん張り、水の勢いに負けずに立つのが精いっぱい。
かろうじて、水中から脱出したが、女性や子供だったら流されていただろう。
「北海道旅行記」…逆巻く波にかかった橋のように…
天然炭酸水はどうやって作られるの?
大昔に大規模な地殻変動が起こった際、マグマから天然の炭酸ガスが発生し、地層に亀裂が入ってガスと地下水が混ざり地下水に炭酸ガスが溶け込むことで、天然炭酸水の源泉がでたといわれています。
ドラゴンウォーターの効能は?
島牧村役場のサイトには「鉄分を含み、飲用すると慢性消化器病、便秘、貧血に効果があると言われています。」と書かれています。冷鉱泉ですから、いわゆる温泉のお湯のような味なのでしょう。
「レモンやお砂糖を混ぜて飲むのがオススメです」とも書かれていますが、どちらにしても、飲みやすい代物ではないことは確かです。
とはいっても、奇跡のように湧き出る貴重な天然炭酸水。ありがたく頂きたいものです。
世界に2つある「ドラゴンウォーター」その違いは?
「ドラゴンウォーター」でネット検索すると、東南アジアのタイ国にも「ドラゴンウォーター」なるものがあることが分かります。
しかし、タイ国の「ドラゴンウォーター」は、名前は同じでも中身は全く別モノです。
タイの「ドラゴンウォーター」と島牧村の「ドラゴンウォーター」について解説しているサイトがありますので、話題の1つに読んでみてはいかがでしょう。
場所・マップ
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