映画に何かと縁がある「留萌市」で、福山雅治と役所広司共演の映画のロケが行われた模様です。
市民活動が盛んなまち
留萌市といえば、かつてニシン漁に沸いた地域ですが、人口減少が続き2016年には、JR留萌線の留萌ー増毛間が廃線となるなど、過疎のまちという印象もあがます。
一方で、コンビニやネット販売などが台頭する中、市内から書店が無くなったさいに、熱心な誘致活動をして三省堂書店留萌ブックセンターの出店にこぎつけるなど、熱心な市民活動が行われているという印象もあります。
ちなみに、三省堂書店留萌ブックセンターは、留萌市民らによる「三省堂書店を応援し隊」のボランティア活動にも支えられ2016年8月に5周年を迎えています。
また、「エフエムもえるメンバーズクラブ」が番組の自主制作を支えるFM局「エフエムもえる」も然り、市民活動が熱いまちなのでしょう。
留萌市と映画
この留萌市と映画との接点としては、高倉健主演の映画「駅 STATION(えき ステーション)が有名ですね。この作品は、は、北海道・増毛町、雄冬岬、札幌市などを舞台に、様々な人間模様を描き出した昭和の名作ですが、留萌の映画感で映画を観るシーンが描かれています。
そのまちで再び、福山雅治と役所広司というビッグネームが共演する映画のロケが行われたらしいというウワサがネッットで出回っています。これは、2017年9月公開予定の法廷サスペンス映画らしいのですが、タイトルは未定とのこと。福山さん演じる弁護士と役所さん演じる殺人犯のバトルなのだとか。
ツイッターに投稿されたロケ情報
この真相を確かめるべくツイッターを検索すると、監督である是枝裕和さんのツイッターから留萌市でロケが行われたことが読み取れます。
新作の映画の撮影で北海道の留萌にお邪魔していました。地元の方々には、豚汁やお汁粉まで作って頂き、大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。いい映画にします。 pic.twitter.com/VtE3kdyZPZ
— 是枝裕和 (@hkoreeda) 2017年1月20日
そしてツイッターには、撮影の様子も
福山雅治と満島真之介?が実家のお店の前で撮影してて母さんが目あったって興奮して息乱れてた
生で見たかったなー pic.twitter.com/IyBoM8dYv4— 植松正輝 (@machaaki29) 2017年1月19日
この映画には、広瀬すずも出演するようで、留萌市のほか増毛町でも撮影が行われるとの情報があります。留萌市内では既に撮影が終了していてTwitter上には目撃情報が次々と投稿されています。事前情報を得ていなかった方はさぞかし驚いたことでしょう。
映画館の無いまちで映画上映の取組
ところで、2016年11月22日付の北海道新聞地方版(留萌版)には、NPO法人 留萌体育協会が、約20年間映画館のない留萌で映画の定期上映を復活させるとの記事が掲載されていました。
市中央公民館小ホールを会場に、当面月1回のペースで映画を上映していくとのこと。
第一弾となった12月6日、阿部寛さん主演の「海よりもまだ深く」で監督を務めたのが、今回ロケが行われた法廷サスペンス映画で指揮をとった是枝裕和さん。
市民の熱意が、映画ロケ誘致を実現したのかもしれません。
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