地域密着型コンビニ「セイコーマート」
産業構造の変化などから都市部への人口流出が止まらない地方部においては、スーパーマーケットなどが撤退するなどして日々の買い物にも困る状況があります。
そのような中、北海道発のコンビニチェーン「セイコーマート」が頑張っています。
スポンサーリンク
北海道の北部にある「礼文島」、「利尻島」では、コンビニエンスストアといえば、セイコーマート。他の大手コンビニが出店できない中、セイコーマートは利尻島に3店舗、礼文島に1店舗を構えています。
コンビニというと24時間営業を想像してしまいますが、地方のセイコーマートは23時頃に閉店する例が多いので注意が必要です。
さて、「礼文島」と「利尻島」のセイコーマートをGoogleストリートビューで見てみましょう。
礼文島のセイコーマート
日本最北の島「礼文島」には、1軒のセイコーマートがあります。
Googleマップでは「ファミリーマートよこの」というお店が検索されますが、これはおそらく個人商店であり、大手コンビニチェーンの「ファミリーマート」とは異なると思われます。
礼文島では、セイコーマートが唯一のコンビニなのです。
セイコーマート香深店
住所 北海道礼文郡礼文町大字香深村トンナイ558-1
イートインコーナーはカウンター席以外にもテーブル席まである充実ぶり。「ゆったり過ごせる」と好評です。
スポンサーリンク
利尻島のセイコーマート
利尻島には、3軒のセイコーマートがあります。クチコミ情報サイトの2017年の情報によると、いずれも店内調理の「ホットシェフ」が設置されており、都市部とおなじメニューが提供されているものと思われます。
セイコーマート利尻店
住所 北海道利尻郡利尻郡利尻富士町鴛泊栄町1
<2019.11.22追記>2019年11月21日に増床してリニューアルオープンしています。
セイコーマート 沓形店
住所 北海道利尻郡利尻町沓形字本町81
セイコーマート鬼脇店
住所 北海道利尻郡利尻富士町鬼脇 鬼脇字金崎253−1
過疎地にも出店するセイコーマートの経営戦略
北海道が誇るコンビニチェーン「セイコーマート」は、道内179市町村のうち175市町村に1,101店舗を展開しています。(2018年7月現在)
特に人口の少ない地域のシェアは圧倒的です。全国展開する大手コンビニが出店を諦めるような場所に、あえて出店しているのです。
場所によっては24時間営業しない柔軟な対応により従業員の確保も容易になり、住民ニーズよって品ぞろえを変えたり、地場産品を積極的に活用するなどして、地域に溶け込んできました。
これらは、地域活性化を意識し、地域とともに存続するという考えに基づいており、本格的な高齢化社会の到来を見据えた(株)セコマ(セイコーマートの運営会社)の経営戦略なのです。
■礼文島・利尻島
礼文島・利尻島へは、日本最北の市である稚内市から定期フェリーが運航されています。
緯度が高いためふもとでも高山植物を見ることができます。利尻山は「蝦夷富士」とも呼ばれ、独特の植生や絶景が登山家を魅了しています。
礼文島は、「花の浮島」と呼ばれ、海抜0メートルでも高山植物が咲き乱れます。自然愛好家にはたまりませんね。
スポンサーリンク
コメント
[…] […]