誰が何と言おうと、世界で一番うまい魚はニシンだ!いいや刺身ならクロマグロかもしれないですが、焼き魚だったらニシンの開きが一番旨い!そして白い丼ぶりご飯があれば、これほど幸せなことは無い・・・。
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北の海の食文化を育んだ「ニシン」
ニシンは明治期の北海道においては漁業の稼ぎ頭で、「ニシン御殿」が建つと言われたほど(実際に建ちましたが)隆盛を極めました。
このため、東北以北では、ニシンを食べる文化が定着し、蕎麦の上にニシンを乗せる「ニシンそば」まで生み出されました。
決して「そば」と「ニシン」の相性が良いというわけでもなく、ニシンが豊富に流通していたからなのでしょう。
お祝い事に登場するニシンの卵「数の子」は、日本でしか食べられておらず、世界中から日本だけに「数の子」が集まってきます。
「ニシン」の身を麹で発酵させた「ニシンの切り込み」は、お酒のお供にピッタリ。
そんなニシンですが、やがてパタリと居なくなり、一定程度漁獲量が回復した今でもニシンは北海道における漁獲量の1%程度と言われています。
それでも、ニシンは寒い海を代表する魚のうちのひとつ。冷たい海で育ったニシンは脂がたっぷり乗っていて、ご飯との相性は、おそらく世界一!
大根おろしと醤油とともにいただくと、ご飯を何杯でもおかわりできちゃいます。
臭いが敬遠されている説
昼はひさびさ浜藤で魚。ニシンの開き、高いけど美味かった! pic.twitter.com/KCGnyDLQv5
— 至庵@🇮🇹闌房Italian@🇮🇹Rimbaud (@jajamen311) August 26, 2016
しかし、この豊富な脂身の独特の甘ったるい臭いが苦手という人もいるようです。
筆者はむしろ大好きな方で、北海道の味覚で一番におススメしたいのが「ニシンの開き」。
「ニシンの開き」とは、ニシンを2枚に開いて干したもののことです。そのままでは少し水っぽいニシンを一夜干しにすることで、身の締まりが程よい加減になり、旨味も増します。
未経験の人は、騙されたと思って、いや、話題作り目的でもいいですから、北海道からニシンの開きをお取り寄せして、食べていただきたい。(近くのスーパーにも売っているでしょうけど)
ジンギスカン好きの人はニシンの開きも気に入る説
果たして、焼いたニシンの味を気に入ってくれる人は、どのような人たちなのでしょうか。
生まれたときから北海道に住んでいる筆者は、羊肉(ラム肉・M、マトン)も大好きで、定期的にジンギスカンを食べないと元気が無くなってしまうタチなのですが、羊肉好きとニシン好きには共通点があるような気がするのです。
その共通点は、甘ったるい臭いのする脂分。
北海道を訪れて、ジンギスカンを美味しいと思った人なら、ぜったいニシンの開きを気に入るはず。
一夜干しのニシンの開き~1枚500円前後でも激ウマ
お取り寄せしてみよう
1枚500円前後で購入できるとなれば、家族全員の分をそろえられそうですね。この価格で、大きな満足感が得られるのであれば、こんなお得なことはありません。
皮に付いた脂身を最後の最後までこそぎ落として食べるのが筆者の流儀。いや、最後の最後は、やはり皮も食べちゃうんですけどね。
■活彩北海道(稚内)
総合評価 5.00(4件)
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■小樽・海産物専門店小町商店
総合評価 4.67(13件)
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楽天市場で、購入者のクチコミが複数あり、いずれも高評価だった上記の販売者をピックアップしてみました。
ニシンを焼くときには、米飯と味噌汁、そして大根おろしの準備をお忘れなく。