画像出典／イラストＡＣ
「生活ガイド.com」では、会員がマイページで設定した「住みたい街」の集計結果を、２～３年おきに発表しています。
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過去４回の動きから推察
この図は、ランキングサイトの情報を元に、当ブログで作成したものです。
札幌市、函館市は不動の上位
2010年から2019年を見てみると、1位札幌市、2位函館市というのは、不動の定位置です。
全国を対象にした魅力度調査でも、上位に来る自治体ですね。多くの人はこの結果に納得するのではないでしょうか。
注目していただきたいのは3位～5位の動きです。
観光地の知名度が影響か 小樽市と富良野市
2010年、2012年、2016年と富良野市と小樽市がベスト5に入っていますが、これはおそらく観光地としての知名度がそうさせたのではないかと思われます。
観光で有名な街がイコール住みやすいとは限りませんが、知名度が高いということは当然、こういう調査にも影響してきます。
旭川市、江別市、帯広市、伊達市がランクインした意味
ランキングの年次経過とともに、変化が表れてきました。
実際に住んだ場合はどうなのか？と現実的に評価する傾向が強くなってきたのでしょうか。
2016年には5位に札幌市のベッドタウンである江別市がランクイン、2018年には北の湘南と呼ばれる伊達市が5位に入っています。
両者ともに観光地としての知名度は低い自治体です。
帯広市は、2019年4月から放送されたテレビドラマの舞台となったことが影響しているかもしれません。
たびたび顔を出す旭川市は、確実に評価が集まっているのでしょう。
今回ご紹介した、「ベスト５」には、今のところ登場していませんが、千歳市、恵庭市など、人口減少時代にあっても人口が増加し続けている街もありますので、次回以降のランキングに影響を及ぼすかもしれません。
ランキングに登場する各市の特徴
札幌市（人口約190万人）
北海道経済の中心地で人口190万人。周辺の市町村を巻き込み「札幌都市圏」を形成しており、北海道の人口の3割以上がここに集中している。地下鉄や地下街が発達しており都市部では不自由を感じることなく、首都圏からの移住者にとっては、北海道内で唯一、車が無くても生活できる街といえる。東北以北最大の歓楽街「すすきの」をはじめ、北海道のあらゆるグルメが楽しめる。
函館市（人口約26万人）
北海道の南端で温暖な気候。三方を海に囲まれ、我が国最初の国際貿易港として歴史遺構も多い。北海道民の感触としては、本州的な色合いを感じる風土がある。飲食店は充実しており北海道らしいグルメが満喫できる。
小樽市（人口約11万人）
寿司と小樽運河が有名な歴史と観光のまち。坂や小路が多く、札幌に近いがベッドタウンではなく、独自の文化を育んでいる。飲食店は充実しており北海道らしいグルメが満喫できる。
富良野市（人口約2万人）
画像出典／全国移住ナビ
北海道の中心の盆地で、周囲を山に囲まれた農業と観光のまち。北海道らしい美しい自然が魅力。大きな買い物は車で1時間の旭川へ行く。
旭川市（人口約33万人）
北海道第２の都市で川と山々に囲まれた日本最北の中核市。寒暖の差が非常に大きく、冬は北海道の中でも極寒の部類に入る。その分、四季の変化に富んでおり、大雪山をはじめ周辺には自然を楽しめるスポットが多い。飲食店や歓楽街は充実している。
江別市（人口約12万人）
画像出典／いいよね！江別
札幌市に隣接しベッドタウンとして5つのＪＲ駅を中心に住宅街が発達した。大学が4つあり文教都市としての側面もある。札幌に近すぎる故に商業機能は札幌に依存しており「札幌市江別区」と揶揄されたりもする。
帯広市（人口約17万人）
広大な農業地帯である十勝平野の中心に位置する中核都市。雪は少なくスケートが盛ん。飲食店は充実しており歓楽街もあるが、市街地から一歩離れると、とてつもない大自然の真っただ中である。
伊達市（人口約3万人）
画像出典／北海道ファンマガジン
雪が少なく温暖な気候で、周囲は洞爺湖温泉などの観光地に囲まれている。移住政策に熱心なことでも知られる。ほどよい田舎町で、大きな買い物は車で30分の室蘭市へ行く。
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