2019年8月1日付け旧小林寫真館の公式Facebookページの投稿により、北海道内に現存する写真館としては最古の建物といわれている、函館市大町2の「旧小林写真館」が2020年3月末をもって閉店することがわかりました。
<2020.05.11追記>当初は3月末が閉館期日でしたが、卒業や入学時期と重なり記念撮影の需要が多いとして5月10日に閉館を延ばしていました。しかし、新型コロナウイルスの影響で4月23日から休業中となり、5月10日を待たずに完全閉館となりました。情報元(リアルエコノミー)
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貴重な体験ありがとうございました!!
【mį】6月1日は「写真の日」旧小林写真館1日だけの限定一般公開を見に行って来ました!!
https://t.co/9ypUc2U8Ku#函館 pic.twitter.com/QYooRMCqli— 宮田一人 @ミヤチャン (@miyatakazuto) June 3, 2016
Facebookページによると、「函館市や建物の所有者と協議を重ねてきた結果、来年度以降の賃貸契約継続を断念せざるを得ない状況」となったことから、今年度いっぱいでの退去することになったとのこと。
石川啄木も通った由緒ある歴史的建造物
旧小林写真館は、1902年(明治35年)に写真師の小林健蔵氏が開業。建物は大火により一度は消失しましたが、現存している建物は1907年(明治40年)に再建されたものです。
かつては歌人「石川啄木」も家族写真などを撮りに通った由緒ある写真館です。
⭕旧小林写真館の写場と機材
初代小林健蔵氏が、神戸元町で写真術と英語を学び、明治35(1902)年に来函し、大町で写真館を開業しました。当時のものが残されています。 #ブラモリ #西部地区SP pic.twitter.com/BOcXq6IN7z— mori (@tarknight) September 17, 2018
谷杉写真館により再生・維持
写真館として1962年(昭和37年)まで営業していた後、長い間空き家となっていましたが、2009年に函館市美原3の谷杉写真館(代表:谷杉アキラ氏)が入居し、2009年8月写真館として再オープンしました。
百年前の窓ガラスからふりそそぐ天然光だけで往時の撮影技法を再現したレトロでエキゾチックな風合いの肖像写真は、その芸術性の高さも好評でした。
所有者との賃貸契約がまとまらず
再オープンからこれまでの10年間、谷杉代表は、本店の営業の合間を縫って完全予約制で旧小林写真館を営業し、売り上げの全額を維持費に充ててきました。
しかし、来年度以降の賃貸借契約がまとまらない状態となったことから、2020年3月での閉店を決めたとのことです。
基坂の丁サ跡(土方さんが宿所にしてたお家)は個人のお宅が建ってた。
小林写真館の2軒奥、アデダスみたいな建物のとこ。 pic.twitter.com/LFu0rDusgP— 義豊@自家通販開始してます (@koukayositoyo) June 25, 2018
旧小林写真館の場所・マップなど
■旧小林寫真館
住所 函館市大町2-9
電話 090-1386-4840(予約専用/電話受付時間 10:00〜18:00)
公式サイト
公式Facebookページ

画像出典/はこぶら
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