※当サイトは、Googleアドセンスプログラムに参加しています。また、アフィリエイトプログラムによる商品広告を表示する場合があります。

北海道各地で小中学校に冷房設備(エアコン)設置を求める声_2023年猛暑

このページでは、2023年8月下旬~9月上旬にかけて、北海道新聞に掲載された、小中学校における冷房設備の設置状況などに関する記事(要約文または見出し)を時系列に掲載しています。(2023.09.10記)

伊達市女子児童熱中症死亡事故から道内各地で小中学校への冷房設置関連の話題まとめ

観測史上記録的な猛暑となった2023年北海道の夏

全国的な猛暑となった2023年の夏、北海道でも7月20日から44日連続して真夏日を観測し1994年の34日を大きく超える最長記録となりました。

また、北見で37.1度を記録、札幌で8月24日に23年ぶりに2日連続で猛暑日(35度以上)を記録するなど、エアコン普及率が低い北海道民にとっては過酷な状況が続きました。

小中学校の冷房を求める声_熱中症の女子児童死亡事故を契機に

このような中、2023年8月22日、伊達市内の小学校で、女子児童が体育の授業後に熱中症と思われる症状で救急搬送され死亡する事件が発生。

このことを契機に、道内各地では、小中学校に冷房設備を求める声が大きくなりました。

9月に入ると、多くの市町村で市町村議会の日程が組まれているため、議論が活発化すると考えられます。

このページでは、北海道新聞より、主に小中学校における冷房設備(エアコン・クーラー)に関する記事を時系列にまとめてありますので、議論等の参考にしていただければ幸いです。

掲載日については、紙面の場合、電子版の場合で1日ズレることがありますので出典元をお探しの場合には、前後の日付もお探しください。

2023年8月22日から9月6日にかけての道内各地の動き

●2023年8月22日 伊達市内の小学校で体育の授業後に熱中症と思われる症状で救急搬送され死亡。

●釧路市内の小学校では、新型コロナウイルス対策用だったサーキュレーターを各教室に置き、室内に涼しい風を送っている。(8月23日道新)

●全国の小・中学校の冷房設置率は95.7%に達している一方で、北海道内では、道内公立小中16%にとどまっている。(8月25日道新)

●文部科学省によると、昨年9月時点の道内公立小中学校の冷房設置率は、主要市では、北見市で31.9%、札幌市は26.4%、旭川市は15%となっている。(8月25日道新)

●札幌市長は8月24日、市内小中学校の普通教室への冷房設備について、当面は1台3万~5万円程度の移動式冷房の導入を急ぐ方針を示した。現在、普通教室約4千室のうち移動式冷房機が設置されているのは約千室とのこと。((8月24日道新)

なお、札幌市教委は、新年度以降に新改築の設計に着手する市内の学校施設について、備え付けのエアコンを整備する方針を示している。(2023年2月22日道新)

●札幌の教育支援団体、窓用エアコン4台を小樽市教委に寄贈。(8月25日道新)

●小樽市庁舎の特に気温が高い(35度程度)別館の4階と5階に窓用エアコン21台ととサーキュレーター26台設置。(8月25日道新)

●小樽市内の小中学校の保健室に簡易エアコンの設置8月末まで完了。(8月29日道新)

●帯広市の小中学校と義務教育学校の約550教室のうち、エアコン設置は現在8教室のみ。(8月29日道新)

●札幌市議会公明党が市に対し、幼稚園や保育所、学校などへのエアコン設置などを要望。(8月29日道新)

●帯広市長が学校の普通教室へのエアコン設置について、予算措置を国に求める考え。(8月29日道新)

●空知管内の小学校 全学級にエアコン設置済みの自治体は約4割以上あるが設置していない自治体も4割近く。芦別など「今後検討」。管内で最も学級数が多い岩見沢市は、259室中、特別支援教室3室のみ設置。(8月31日道新)

●小樽市の市立小中学校の教室への冷房について、小樽市議会において市長が「全ての学校や教室への整備を(一度に)進めるのは財政的に厳しいが、計画的に対策を講じたい」と答弁。(8月31日道新)

●苫小牧市は、市内の小中・義務教育学校全37校の普通教室約600室にスポットクーラーを導入する補正予算を9月7日に市議会に提出。(8月31日道新)

↑この記事によると苫小牧市長は8月30日の記者会見で、「札幌市教委では、今夏までに市立小中の普通教室計約4100室の4分の1に冷風機などを導入しており一定の効果があるとしている」と発言。

●旭川市議会公明党が小中学校の普通教室にエアコン設置要望。(9月1日道新)

●新日本婦人の会北海道本部は9月1日、道内全学校の冷房完備を求める要請書を文部科学省に提出した。(9月1日道新)

●江別市の小中学校のクーラー設置率は一般教室が6.6%、特別教室が4.6%。江別市長は記者会見で、必要箇所の調査を市教委に指示していると話した。また、小中学校へのクーラー設置に向け北海道市長会を通じて国に補助拡大を求める考え。(9月2日道新)

●伊達市は、女児死亡事故を受け、市内の全小中学校にエアコンを設置する方針を決めた。(9月4日道新)

●旭川市長は9月5日の定例記者会見で、市立小中学校や災害時に避難所となる施設へのエアコン設置を検討するための現状調査を始めたと公表。小中学校のエアコン設置室は16.1%とのこと。保健室へのエアコン設置は、小学校80.4%、中学校65.4%とのこと。(9月6日道新)

●福島町で8月末から町内の昆布漁師らが地元小中学校に昆布干し用の大型業務用扇風機を29台を貸与。(9月6日道新)

●石狩市の学校施設など指定避難所は39カ所。このうち公立小中学校7カ所には冷房が整備されているが、パソコン教室や保健室で、体育館に冷房はない。

●函館市議会公明党が9月7日、市内小中学校の教室にエアコン設置要望。(9月7日道新)

●公明党富良野支部などが9月6日、市内の学校におけるエアコン導入など熱中症対策を求める緊急要望書を提出。(9月6日道新)

情報元:北海道新聞

スポンサーリンク