パチンコ機器メーカー大手の株式会社平和(本社:東京都、代表取締役社長:嶺井勝也)が、北広島市に対し、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)構想を提示したことが、2017年12月14日付けの北海道新聞で報じられました。
北広島市に提示した(株)平和のカジノ構想とは
この構想は、同社の子会社が保有する北広島市中の沢の「札幌北広島ゴルフ倶楽部」の敷地を活用し、カジノに加え、国際大会に対応したゴルフ場の再整備とともに、5千人規模の国際会議場や大型ホテル、温泉施設、屋外美術館、スキー・スノーボード場などを建設する内容とのことです。
同社は、北広島市に対し2017年12月13日にこの構想を提示したと報じられています。
■札幌北広島ゴルフ倶楽部
住所 北海道北広島市中の沢450-1
札幌北広島ゴルフ倶楽部公式サイト
カジノ実現への流れ~カジノ推進法の概要
2016(平成28)年12月「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」(IR推進法)が成立し、カジノの法制度化への道が開かれることとなりました。
IR区域認定を受けようと、多くの自治体が名乗りを上げています。
このIR推進法にもとづき今後、政府は、内閣総理大臣を本部長とする特定複合観光施設区域整備推進本部が設置され、2018年以降、地方公共団体の申請に基づき、IR区域が認定されるという流れとなります。
国からIR区域の認定を得た地方自治体は、IRを整備、運営する民間事業者を選定することになります。
つまり、まずは、株式会社平和から提案を受けた北広島市の判断が注目されるところです。
株式会社平和とは
株式会社平和(本社:東京都、代表取締役社長:嶺井勝也)は、1960(昭和)35年創業でパチンコ・パチスロ機の開発・製造・販売を行う会社。グループ会社としてPGMホールディングス(株)、(株)オリンピア、(株)アムテックスを擁しています。
同社のPGMグループは、2001年にゴルフ場の取得・運営事業を開始し、ゴルフ事業として全国170以上のコース(18ホール換算)のゴルフ場を保有・運営しています。
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