2016年9月に閉店した旧西武旭川店(北海道旭川市)2棟のうちA棟は既に解体されていますが、残るB棟の解体も含めて、旧西武旭川店跡地の利用計画が出そろいました。
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A館跡地にはツルハがホテルを中心にした複合商業ビルを建設
A館跡地の大部分を所有するツルハ(札幌市)は、2021年中にツルハドラッグなど商業施設とホテルが入る複合ビルを竣工させる計画です。
A館跡地は、約3200平方メートル。ツルハは、2017年12月に7割にあたる約2200平方メートルを取得し、旧所有者のそごう・西武(本社・東京都)主導により解体作業は2018年1月に完了しています。
【旭川西武閉店から3年】
今日(9/30)で西武旭川店が閉店し3年が経ちました。2館体制の大型の百貨店で、
一枚目奥のA館(地下1階地上8階)
手前のB館(地下1階地上10階、一部11階)で営業していました。閉店直前の2016年7月、8月に訪問した際の写真をご覧ください。 pic.twitter.com/BTu12g2TPG
— きたのやま百貨店 (@Kitanoyama2019) September 29, 2019
旧B館は解体後、前田住設がホテルを中心とした複合商業施設を建設
旧B館について、所有する設備工事会社の前田住設(旭川市)が、ホテルを中心とした複合商業施設に建て替える計画で、2019年12月に建物の解体に着手しました。
旧B館は、もともと地元の地権者らが建物を建て旧西武と賃貸契約をしていましたが、西武撤退後は、自力で解体する力はなかったことから、土地建物を地元の前田住設に売却した経緯があります。
一時期はリノベーションしたうえで再利用する案も検討されましたが、建物の構造上の理由により解体することとなりました。
前田住設(旭川市)では、ホテルを中心とした複合商業施設に建て替える計画で、地上15階程度、高層部分にホテル、低層に物販関連などの入居を予定しているとのことです。
なお、ツルハは、2018年7月に、同社で初となる商業ビルを旭川駅前に完成させ、創業の地旭川で新たなビジネスモデルを模索しています。
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