近年「ヨモギ」などの植物に含まれる薬効成分に注目が集まっています。ヨモギ属の植物には、驚きの成分が含まれているものがあります。(2022.08.27 記)
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ヨモギ青汁の「ヨモギ」は薬草として知られる
毎朝の通勤時に車でSTVラジオを聴いていると、「河村道夫さんのヨモギ青汁」のCMが流れるのですが、近年「ヨモギ」などの植物に含まれる薬効成分に注目が集まっています。
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明日は みんなワクワク♪山菜特集!
お楽しみに(≧∇≦)
😊 河村通夫・若杉佳子
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河村通夫さんは、ラジオパーソナリティでナチュラリスト。自然由来の商品のプロデュースでも有名な人ですね。
その河村さん考案「よもぎ青汁」の主要成分である「ヨモギ」は昔から灸で使うモグサや止血、虫刺され、神経痛、リウマチなどに効く薬草としても活用されてきました。
また、ヨモギ青汁には、悪玉コレステロールを下げ、睡眠を促す効果がうたわれています。
ヨモギの一種「クソニンジン」はコロナに効く?
ヨモギの一種「クソニンジン」に含まれているアルテミシニン
さて、日本のヨモギとは異なるのですが、キク科ヨモギ属で「クソニンジン」という植物から抽出されるアルテミシニンという成分があり、マラリアの特効薬として使われています。
この成分の効果的な抽出に成功した中国の研究者屠呦呦(トゥ・ヨウヨウ)さんは、2015年にノーベル賞を受賞しています。
マダガスカル大統領も絶賛の「クソニンジン」
さらに、2020年4月には、マダガスカル大統領が、「クソニンジン」などから作ったドリンクが新型コロナウイルス感染症の予防や治療に効果があるとして、普及に取り組んでいます。
治験データが不明な民間療法に対して当初は警告を発していたWHOも、後に植物療法の研究を承認する立場に転じました。
そして、さらにニューヨークのコロンビア大学とワシントン大学、ウースター工科大学の研究者らは、熱湯で抽出したクソニンジンの葉のエキスが新型コロナウイルスに対し抗ウイルス活性を示したことを発表しています。
日本では本州以南に自生
残念ながら「クソニンジン」は、日本においては本州以南にしか自生しておらず、北海道では採取できないようですが、同じヨモギ属ということで、北海道の道端にも普通に自生しているヨモギの健康効果にも注目してみたいところです。
以上、「河村道夫さんのヨモギ青汁」のラジオCMを聞いて思いついたこと書いてみました。
【参照】
●マダガスカル、薬草飲料が新型コロナの「治療薬」と主張 WHOは警告
●2015年のノーベル医学・生理学賞受賞者の屠呦呦氏の名前と中国古典
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