昭和40年代~50年代に少年時代を北海道で過ごした人なら誰でも知っている「ミニスキー」。
単に短いスキーではなく、数百円で購入できるプラスチック製の製品なのです。
この「ミニスキー」は、長靴にプラスチック製のバンドで固定し、子どもたちは近所のあらゆる坂で滑りまくっていました。
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ヒロ福地さんも少年時代を振り返る
昭和40年代生まれの、北海道ローカルタレントのヒロ福地さんは、ツイッターで次のように紹介しています。
北海道放言 番外編 <ミニスキー>
昭和40年代に育った人は全員履いてたプラスチック製のスキー。
文房具屋さん金物屋さんでも売ってた。長靴と雪よけとミニスキーの3点はセットのままで玄関で脱ぐのが基本。
ジャンプして着地失敗で折れる。#北海道放言#方言#ミニスキー#脚絆 pic.twitter.com/HmvbCuKMAR— ヒロ福地 (@hirofukuchi24) March 6, 2020
長靴に雪が入らないようにするためのカバーを「脚絆(きゃはん)」と言いますが、最近は「スノーカバー、「ゲートル」などと呼ばれてるようです。
自分の小学校時代、ミニスキーは赤と青の2色しか存在しなかった。ボブスレーも同様だったと思う。 pic.twitter.com/TxuPxWmIXD
— motoichi (@million7000) January 6, 2019
裏面には、上のツイートの写真のように、数本のスジが付いており、横ズレしない作りになっています。
以前は、冬になるといたるところで販売されてました。スポーツショップだけではなく、雑貨店や金物店などの店先にも置いてありました。
子どもたちは、ソリ遊びを卒業すると、次はミニスキーというのが定番。
遊び以外でも、歩くときにはスケートのように漕げば、歩くよりも早く雪道を進むことができます。そのため長靴にミニスキーを装着したまま学校に通ったという人もいるのではないでしょうか。
商品選びのポイントは、固定ベルトに金具がついているかどうか。
商品選びで最も気を付けるべきは、固定ベルトの金具の有無です
プラスチックのベルトに金具がついているものと、全てプラスチックのものとがあります。
プラスチックのコネクター(?)のものについては、しっかりと固定することができないことや、子どもの場合には手の力が無いために、うまく固定できない可能性があります。
さらに上の商品では大人の靴にはベルトの大きさが短い可能性があります。(筆者が購入したものは、ベルトが短く大人の足には固定できませんでした)
上の写真では、ベルトに金具が付いていて、金具の出っ張りをプラスチックベルトの穴に入れることで、しっかりと長靴に固定することができます。このことから、ミニスキーのベルトは金具が付いてるものにした方が良いでしょう。
ミニスキーを入手する
今でもインターネットでは手軽に入手することができます。スポーツショップではあまりお目にかかれませんが、ホームセンターでは目にすることがあります。
これは45cmの商品。しっかり金属製のバックルが付いています。
35cmか45cmかの違いで、滑った感じに大きな違いはありません。
滑り方のコツ
安定して上手に滑るコツは、両足はそろえずに、一方の足を前に出しすのがポイント。
ミニスキーは板が短いので前後の安定感がありません。そのため、足を前後にずらして滑ると転びにくくなります。
大人向けにはこんなミニスキー商品もある!
最近は、大人向けにこんなミニスキー商品が登場しています。
しっかり足に固定されるので、アグレッシブな滑走ができそうです。これは、筆者も試したくなりました。真剣に購入を検討してみます!
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