長い間、北海道芦別市で生産されてきた、昆布エキス入り飲料「タングロン」が2020年3月31日をもって製造を終了することが分かりました。
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炭鉱の閉山をきっかけに元炭鉱マンが設立した「日本酵素産業株式会社」で、1969年より製造されてきた「タングロン」は、昆布エキスにリンゴ果汁とオリゴ糖などを加えた清涼飲料水。
道内のスーパーなどで販売されてきたほか、昭和50年代以降には芦別周辺を中心に学校給食にも出されていました。
筆者も芦別市上芦別に住んでいたころには、「タングロン」と書かれた大型トラックが行き来するのが、目になじんだ光景でした。
そのタングロンですが、2019年12月、日本酵素産業(株)の関連会社でタングロンの販売を手掛ける「(株)TKSタングロン」の公式サイトにおいて、2020年3月31日をもって製造を中止することが発表されたのです。
このことは、2020年1月15日更新の「北海道ファンマガジン」でも伝えられ、フェイスブックやツイッターにも製造終了を惜しむ声が投稿されています。
ツイッターには、まだまだ数えきれないくらいの悲しむ声がツイートされていました。
どこかの会社が引き継いでくれないものか・・・淡い期待を抱きながら、明日は札幌市内のスーパーで探してみようと思います。
■日本酵素産業株式会社
住所 北海道芦別市上芦別町350
■株式会社 TKSタングロン
住所 北海道札幌市厚別区厚別南2丁目12-8
<2020.01.22追記>2020年1月22日付け北海道新聞朝刊に掲載されました。製造終了の理由は、製造機械の老朽化と紙パックが入手困難になったことだそうです。創業者の笠井盈さんは既に故人で、長男の健吉さん(68歳)が事業を継いでいたとのこと。
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