北海道に住んでいて「面倒くさい」と思うことの一つに「タイヤ交換」があります。積雪のある時期には「冬タイヤ」、雪が融けたら「夏タイヤ」・・・この記事では北国のタイヤ交換事情について解説します。
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北海道では、10月に初雪が降り、11月には雪が積もることもあります。12月になると「根雪(ねゆき)」といって、春になるまで溶けずに雪が残る状態となります。
「タイヤ交換」とは、積雪状態になった時に備えて、マイカーのタイヤを冬用のタイヤに交換することです。
春には、再び夏用のタイヤに交換します。
北日本の積雪地域では、年2回のタイヤ交換が、生活上の大きな負担となっています。
<Twitterより>
戸建て住宅にお住いの方は、自分でタイヤ交換をすることが多いです。
戸建て住宅の場合には作業場が確保しやすいですし、また、タイヤを自宅車庫で保管していることが多く、車庫には油圧ジャッキなども保管しておけます。
そうした環境があれば、わざわざショップまでタイヤを持ち込む必要がありませんね。
タイヤ交換を体験したことがある人なら分かると思いますが、車載ジャッキは収納しやすいよう小型化されているので、使い勝手が悪く、作業効率がとても悪いのです。
そのため、戸建て住宅で車庫を保有している人は、たいてい油圧ジャッキを備えてあるのです。
アパートやマンションなどの集合住宅にお住まいの方は、作業場所が確保しづらいこともあり、カー用品店やガソリンスタンドにタイヤを持ち込んで交換を依頼するケースが多いです。
<Twitterより>
この場合、雪が降ってからでは交換ができません。
なぜならショップにたどり着くまで、積雪道路を夏タイヤで走行するのは、とても危険だからです。
なので、雪が降る前に、道路が積雪状態になる前に、あらかじめカー用品店やガソリンスタンドに冬タイヤを持ち込んで、交換を依頼するのです。
<Facebookより~順番待ちの車列が出来た自動車整備工場>
雪が降ったり溶けたりする11月は、ショップも混雑します。多くの順番待ちが発生するため、朝に車を預けても、作業終了が夕方になることもあります。
貴重な休日がタイヤ交換で終わってしまうのは、悔しいですね。
戸建て住宅の場合だと車庫にタイヤを保管することができますね。
一方、集合住宅ではどうでしょう。
・分譲マンション/多くの場合トランクルームが備えてある。
・間取りの広いアパート/屋外に小さな物置が備えてある場合が多い。
・ワンルームマンション・アパート/居住スペース以外に収納場所がない。
一人暮らしに適したワンルームマンションや間取りの小さなアパートには、タイヤを収納しておく場所がありません。
やむなく部屋の中にシートを敷いてタイヤを保管する人もいます。最近では、タイヤを預かるサービスを提供しているショップもあります。
・ガソリンスタンド
・カー用品店
・自動車整備工場
・カーディーラー(整備工場がある場合)
・中古車販売店(整備工場がある場合)
一般にガソリンスタンドやカー用品店などでは、1本あたり500円~1000円というのがタイヤ交換費用の相場です。
降雪時期を迎え、まごまごしていると取り返しのつかないことになりかねません。仕事などで忙しい時など「早くタイヤ交換しなきゃ」と気は焦るばかりで仕事にも集中できません。
<Twitterより>
いずれも悲痛な叫びですね。やばい、やばい・・・と。
<Twitterより>
数えきれないくらい多くの人たちが「タイヤ交換~腰痛い」とツイートしています。RV車など大きな車のタイヤともなれば若い男性でも運ぶのは容易ではありません。
自分でタイヤ交換しなくとも、保管してあるタイヤを運び出して車に積むなどの作業だけで、腰は悲鳴を上げます。
タイヤ交換を終えると、人々は、たいてい「自分へのご褒美」を与えます。
それだけ、負担感が大きいということなのでしょう。
<Twitterより>
タイヤ交換のご褒美に、あったかいラーメンを食べるという人が多いようですね。「タイヤ交換のご褒美にラーメンを食べる人」というテーマだけで写真集ができそうなくらいです。
中には、タイヤ交換を終えた充実感に包まれ、豪華な食事に走る人もいるのですね。
やはり、それだけ、「タイヤ交換」への負担感が大きいということは間違いないようです。
それにしても、「タイヤ交換」って、つくづく面倒ですね。北国で生活する上では宿命でありますが。
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