資源不足で高騰するウナギの代わりといっては何ですが、相変わらずセイコーマートの「さんま蒲焼重」が人気です。
店内調理の「ホットシェフ」で提供されていますから、お昼どき、少し早めに行くと、盛ったばかりのご飯がまだホカホカで、たまりません。
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何でも、こういうのを“ジェネリック食習慣”と呼ぶのだそうで。
ちなみに「ジェネリック」とは「一般的な」という意味で、なるほど、既にウナギは一般的ではないですから、「普通は、蒲焼といえば秋刀魚だよ」ということですね。
セイコーマートの「さんま蒲焼重」は、毎年お目にかかりますので、おそらく季節商品なのでしょう。
庶民は無理してウナギを食べようとしないで、さんまの蒲焼を美味しくいただいた方が良いです。
WEBサイト「カロリーSlism」によると、
さんまのカロリーは、1尾(可食部)214kcalとされています。
ご飯(ライス)のカロリーは、1膳(160g)で269kcalとされています。
「さんま蒲焼重」では、さんまが2尾使われているようですので、214×2=428kcalですね。
これにご飯の分を足すと合計で697kcalとなります。
タレやキュウリの漬物の分も合わせて、合計で約700kcalちょっと、といったところでしょうか。
サンマは脂分の多い魚で、その分カロリーも高くなりがちですが、DHAやEPAなどの必須脂肪酸が豊富に含まれており、血液サラサラ、中性脂肪の低下、記憶力の維持などの効果があり、生活習慣病の予防に良いとされています。
カロリーだけを気にするのではなく、トータルに考えると、よりいっそう、おいしくいだけそうですね。
この「さんま蒲焼重」については、故赤尾昭彦会長(当時)が2014年にセイコーマートの政策説明会でこう述べています。
「現在、店頭では『さんまの蒲焼重』を展開している。数年前から品薄などによって『うなぎの蒲焼』が大きな問題になった。
以前は当社も『うなぎの蒲焼』を扱っていたが、この先この商品の販売は難しくなるだろうという見通しのもと、代替え品をどうするかと考え、さんまの蒲焼にシフトすることにした。
さんまは毎年獲れるが、どちらかというと百年前も今も塩焼きにするのが一番の食べ方になっている。
これは近代的な食べ方ではないのでは…ということで、さんまの蒲焼をうなぎに代えてやっていこうと開発した」
引用/リアルエコノミー
これまでサンマの旬は秋だといわれてきましたが、海流の変化などの影響により、今年のサンマは、早い時期に漁期が訪れたようですし、今が食べごろ。
それにしても気になるのは、台湾や中国などでサンマ需要が高まり、漁獲量も多くなったことで、資源の枯渇が心配されています。
「ジェネリック」なお魚のサンマだけは、ウナギのようにならないでほしいものですね。
■さんま蒲焼重
価格/税込み520円
内容/ さんま(おそらく2尾分)、キュウリの漬物、タレ、山椒、ごはん
※セイコーマートの店内調理「HOT CHEF」で販売中。
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